齋藤まゆみ

(左から3番目がわたし…2023.9.3光市民ホールにて、終演後の記念撮影。京子さんと遊雀師匠もご一緒に)
 
私たち光がんざき亭は好きが高じて、2010年に旗揚げしました。生で聴ける機会が少ないなら自分たちで企画しちゃおう!と仲間たちと話し合っているところへ「行きますよぉ」と防府市出身の落語家鈴々舎馬るこさんが来てくださって、始めたからには長―く続けようをモットーにご縁とご縁をつないで活動しています。私は言いだしっぺで代表世話人を務めています。
そんな私たちと京子さんとの出会いは、新型コロナウイルス感染症が取り沙汰されはじめた2020年3月。Twitter(現X)に京子さんのツイートが流れてきました。「一の坂川」とか、山口市内に住んでいらっしゃると思しき文面が。ぜひお近づきになりたいわぁということで、同じ落語芸術協会所属の三遊亭遊雀師匠にご紹介いただきました。ご縁を頂戴して、光市生涯学習センターの講座や「おてらでらくご」にご出演いただきました。その時にご披露されたのが『金子みすゞ伝~明るいほうへ~』。みすゞさんを明るい方へ導くような物語に魅了されました。あとでお聞きしましたら、まだ制作途中でお客様に聴いていただくことで練り上げている段階とのことでした。そう、私たちはあの名作ができる過程を聴かせていただいたのです。その後みすゞ伝の公演が評価され、2021年12月に文化庁芸術祭優秀賞を受賞されたことはみなさまご存知のことと思います。
 
いつか完全版をと熱望して、2023年9月に光市民ホール小ホール(キャパ300!)で口演いただきました。公演のサブタイトルに「みんなちがって、みんないい」を使いました。みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」から引用です。落語や講談を聴いていると、演者それぞれに個性があって「みんなちがって、みんないい」ということを実感。演芸の魅力をも言い表していて、ちょっとしあわせを感じる言葉でもあります。この時はコロナ禍でありながらも、ご来場のみなさまに心豊かなひとときをお過ごしいただくことができました。
その後、2024年1月、東京で1000人キャパ(光市民ホールの3倍強!)でのみすゞ伝。私、出かけていきました。大きな会場での熱演もさることながら、公演そのもののプロデュース力に大感動。そして改めて思いました、「山口に移住してきてくださって、ありがとう!ほんとうに、しあわせます」と。
 
京子さんのおかげで、山口県下で講談に触れる機会が格段に増えました。京子さんがきっかけで講談そのものを知って、初めて聴いて魅了された方も多いと思います。
この度、京子さんは「どこに住んでもできるんだ!」を証明すべく、目標1500人の独演会を山口市で開催されます。大きな会場に負けない聴かせる口演であることは間違いないです。 講談の魅力を伝えてくれる京子さんとのご縁!ありがたいと思う気持ち、しあわせますの気持ちは公演に行くことで届けられます!! 誘いあわせて、ぜひぜひ!!!
 
【神田京子大独演会 in 山口】応援団
光がんざき亭 代表世話人 齋藤まゆみ