母校公演

2024年6月15日@岐阜県瑞浪市、麗澤瑞浪中学高等学校体育館にて。【140名】
母校の体育館での講談45分、多感な時期を生きる子どもたちの親御さんが140名ほど熱心に「渋沢栄一伝」を聞いてくださいました。
未来を切り拓く子供たちの保護者会に呼ばれたのは初めてで大変嬉しかった。この時期は大切ですね。
中学高校時代。我が身を振り返ってみても、何をどうしたら良いかわからなかった。
目の前の目標を達成しても、次の瞬間虚しくなったり、それがどんな理由から来てるのか全く分からなかったり…。
 
ただ漠然と不安で…。環境も良いし、勉強もスポーツも楽しい。でもなんだか…モヤモヤした心は晴れない時期、それが青春時代というのかもしれません。渋沢さんも実は10代のころはモヤモヤだらけ。しかしこのモヤモヤが、のちに宝となるのです!
 
そう、「渋沢栄一」という偉人は、全く遠い存在ではなく、現代を生きる私たちの頑張りの…延長にある身近な存在なのだと思います。
 
多感な時期は挫折の連続。10代半ばにペリーの来航。内憂外患の時代に「なんとか世の中をよくしたい!」と立ち上がるが…当時の仕組み(士農工商の身分制度)ではどうにも世の中を変えられないことに愕然とします。いくら裕福でも、勉強出来ても、武道に励んでも、侍にならなければ何も変えられない!でも、何か始めなくてはおかしくなってしまいそう。。
分からないなりに一つ一つ進むうち、良い出会いに恵まれ、やがて時代に必要とされる人物になっていく。気づけば、周りには同じような志を持つ人々が集まり「響き合い」…、新しい時代の礎を築いていきます。
多感な時期は宝です。お年頃の青少年を持つ親御さんに、「この時期のモヤモヤは宝物だ」とお伝えすることが出来て、それを喜んでいただけて嬉しかった!!
 
神田京子大独演会では、中学生や高校生にもお席に座っていただけるようなプログラムを考えております。ぜひお運びください!!